厚走番外地-脱走計画

2012.10.14 Sunday

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    厚走番外地 (涙の囚人物語)
    これは凶悪犯ばかりを集めた厚走刑務所で起こった奇跡と感動の物語である。「えっさ、ほいさ、どっこい」 こらぁ〜!!手を休めるな!!。バッシ!!パシ!! 「うわぁ〜まじめにやるから許してちょ〜」いつものように厳しい教官の声が響き渡る厚走刑務所。ここを生きて出所する確立は5%以下と呼ばれるほど過酷で、また人権の尊重がない時代に生きた男達のドラマである。
    重労働
    「えっさ、ほいさ、こらしょ」と掛け声盛んな厚走刑務所。ここのC号棟に服役する長咲は窃盗罪、殺虫1万引きの罪で死刑を宣告されていた。
    C号棟は重罪ばかりを犯した、ならず者を収容したもっとも監視下の厳しい投獄、また過酷な収容所であった。ある日の夜、同室の囚人で老人の井墨がうなされている「ふぁ〜はぁはぁ」長咲は目を覚まし井墨を案ずる「も、もうだめだぁ〜」と井墨「だ、大丈夫か?」と長咲。「い、今、監視を呼んだる。」誰か〜だれかいないかね〜と長咲は叫んだ。コツコツと靴音を響かせながら監視員がやってきた。監視員の名はジョン山口。鬼教官として厚走刑務所では恐れられる日系アメリカ人である。
    鬼教官ジョン山口
    「ナ、ナンデシゥカ?」とジョン山口は長咲に訪ねた。「井墨、井墨のじじいが〜」長咲が教官に流暢な日本語で必死に井墨の具合がおかしいことを伝えた。ジョン山口が長咲に吐き捨てるように言った。「ホッテ、オキナサイ!!」「でもよ〜」長咲は教官に人権の尊重を求めた。しかし、冷酷なジョン山口は井墨を横目ですっ〜と睨むような流し目で見つめた後、コツコツと冷たい靴音を響かせながら行ってしまったのである。「誰か〜だれか〜」長咲は叫んだ。しかし、その声だけが暗く冷たい牢獄に響き渡り誰も掛け合ってはくれない。むしろ、迷惑そうな別室の囚人達のうなり声が聞こえる。長咲が、少し申し訳なさそうに井墨に語りかける。「すまん、なにもしてやれんでよ〜」井墨は静かに長咲に語り始めた。「わしゃ〜その昔、日本と言う国の黄泉と言う小さな国で生まれてのぉ〜げほっげほっ。そう、当時はインテリジェンス井墨と呼ばれるほどだったのじゃ、富も築いた、しかしのぉ〜どこでどう間違ったか、この厚走刑務所で一生を終えるとはのぉ〜!!」悔しそうな井墨に長咲は問いかけた「じじい!!どうしてこんな所に?」苦しげに井墨は答えた「いゃ〜あ、歯車が狂ったのじゃよ。かつては世界を飛び回るほど仕事が忙しく充実した日々を送って折ったのじゃが、欲に目がくらみあるとき大きな罪を犯したのじゃぁ、」長咲が目を丸くして井隅に訪ねた「だからどんな?」井墨は長咲に小さな声で答えた。「詐欺だよ、詐欺。」井隅は自分自身に申し訳けなさそうに少し力んだ表情で長咲に語りはじめた。そして井墨は自分の過去にとんでもないことがあったことを長咲に語り、長咲にある願いを託した。
    井墨のじじい
    「はぁ〜悪いがのう。もう一度、もう一度、わしを故郷の黄泉に連れて行ってはくれないだろうか!!頼む、頼む、頼む」と力強く長咲に訴えかけた。「む、無理だよ、じじい」長咲が答える、「もう一度、帰りたいのだ!!お前も一生をこんな所で終えるのか?わ、わしゃ〜持っているのだ、ここを脱獄できるシークレットマップを!!」井墨は長咲を挑発するかのように脱獄を企てた。長咲が訪ねた「じじいー本当だろうな」「あぁ〜本当じゃ」井墨は答えた。「あぁ〜本当だ、乗るか若いの?」井墨は長咲に脱獄マップを見せた。分かった、じゃあ仲間を募ろう。長咲は考えた、一生をこの刑務所で終わるか、どうせ死刑だ、もう一度、自由を手に入れ生きていくぞ!!そこで一世一代の覚悟を決めた、「じじいー、俺もここにいたら死ぬだけだ、き、決めたよ脱獄の計画を練ろう。
    死刑宣告された若者 長咲
    明日の自由時間に教会にあるザンゲ室で密かに志同じ仲間を集め計画を立てよ!!、だがよ〜じじぃ〜体は大丈夫かい?「なぁーに、もう一度、故郷を目にできるのであれば、」井墨はこれが最後のチャンスとばかりに脱獄計画の狼煙を上げたのである。それに便乗した長咲の運命と井墨が犯した過去の犯罪の秘密、これから始まる奇跡の物語はこのときはまだ、誰も知ることは、いや、想像すら付かなかったのではないか?

    厚走番外地  第一話 終わり


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